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  • 未来教育ワークショップ
  • 2015.02.23

未来教育ワークショップ@建長寺

平成26年11月24日、北鎌倉建長寺で未来教育ワークショップを開催しました。参加者は建長寺高井宗務総長を含む38名。年齢も大学生から60代後半までの幅広い層でした。禅寺として由緒ある建長寺の座禅体験(1時間)、けんちん汁発祥の地でもある建長寺の「けんちん汁ランチ」を総長によるお話を聞きながら頂いた後に、13時から16時まで3時間のワールドカフェ形式のワークショップを行いました。

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ワークショップの流れは、地元で教育活動をされている「鎌倉てらこや」「未来連福プロジェクト」の代表の方のお話を伺ったのち、未来教育会議に関する説明を行いました。

 

 

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その後ワークショップに進み、3つの問い「今の学校教育についてあなたはどう思いますか。」「未来の日本の教育はどうあって欲しいですか。それはなぜですか。」「未来の日本の教育のために、あなた自身が今できることはなんですか。」そして気づきの発表という流れでした。

 

 

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今回のワークショップを開催するにあたり、建長寺という場所を選んだ理由は、「少子化」「移民受け入れ」という現実が多く語られ、これからの日本の教育のあり方が問われる中、現職公立中学校教員の立場から、色々な年代の方々に「日本の教育について語るのは楽しい」と感じ、これを機会に日ごろから関心を持ってもらいたいと願ったためです。そのために、まず晩秋の建長寺で美しい自然の中、日本文化を体験し、異業種、異年齢の方々に気楽に語れる場になればと思い企画しました。

 

 

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参加者の中には、こういう形式のワークショップ参加が初めての方もいらっしゃいましたが「フランクな意見交換を通じて、色々な考えを聞けたことや自分の意見も聞いていただき、面白かったし自信にも繋がった。」「座禅では、自分を見つめる時間が取れ、お食事では、自分の命と食、生かされている事実に気づき、ワークショップでは、今後の仕事に生かせる様々なアイディアに出会うことができ、終始学びと喜びに満ちていました。」「座禅体験は、心が無になる大切さを学び、ワークショップでは、自分に一歩踏み出すきっかけになりそうだ。」などの感想が寄せられました。

 

 

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気づきでは以下のようなものが多く見られました。

 

・共同学習のすすめ

・日本教育の発信(寺子屋、しつけ、おもてなし精神、ZEN)

・大人の学び(先生、親、地域)仕組みづくり

・単一の物差しからの転換(多様性、自由、寛容性)

・教育は一方通行ではなくともに学ぶこと

・自立と共生

 

そして、このワークショップのアンケートにも参加のほぼ全員が、今後もこのような機会があれば参加したいと書いてくださり、実際に参加してくださっています。

 

この未来教育会議の活動をきっかっけに、今後の日本の教育が、日本人としてのアイデンティティを大切にしながら、高井総長のお言葉をお借りして「日本の教育を海外に輸出」できるようになることを願っています。

 

 

 

  • ライター
大学卒業後、貿易関係の仕事に従事した後、公立中学校の英語教師として勤務。
去年の7月から未来教育会議コーディネーター(個人サポーター)として活動している。
未来教育会議立ち上げメンバーに現職教員として参加。

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