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  • 未来教育ワークショップ
  • 2015.12.09

11月21日(土)未来教育ワークショップ@築地本願寺 vol.4 実施報告

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未来を生きる子どもたちに、どんな力を身につけて欲しいですか?
そのために、私たちは何をしていけば良いのでしょうか?
世界はすごい勢いで変わっています。その中で学ぶべきことも変わってきています。また、変えてはいけない部分がおろそかになっているかもしれません。人に聞いても正解が出てくる訳ではない、各自が考えなければならないテーマですが、同じ様な不安を抱える人たち、ポリシーを持って先を示す人たち、日ごろお話をしない人たち同士で対話をする場を開いてみたいと考えました。

今回は大人と子供の比率がちょうど半々ぐらい、親子で体験する茶の湯の会にピッタリになりました。その分、教育に関する対話の時間は取れませんでしたが、対話から生まれたやりたいことを実現した初の場になりました。茶の湯の会は今後も定期的に行っていきたいと思います。今回逃した方、もう一度チャレンジしたい方、次回をお楽しみに!!

また、本願寺の場以外でも、 茶の湯コーディネーターの今井 卓氏をお招きして、茶会を開きたい方、Facebook等でお気軽にご連絡ください。

 次回、未来教育ワークショップ@築地本願寺は2016年3月19日(土曜日)を予定しています。
 茶の湯の会はもう少し先にして、次回は違うテーマに取り組みたいと思います!

オープニングはすっかり定番となった本願寺ツアーから

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今回も築地本願寺ツアーから開始しました。築地は初めての人、近所に住んでいてもなかなか入る機会がない人、お寺って身近なようで、入るにはきっかけがいる場所です。最近は仏式の結婚式も人気のようで、偶然にもリハーサルのタイミングでパイプオルガンの生演奏を聞けました。立派で厳かなだけでなく、カジュアルで親しみやすいお寺も良いですね。

茶の湯の会(親子バージョン)

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先ずは子どもも一緒にリトミック!ではなく、背筋を伸ばした正しい姿勢の作り方、正座の仕方、畳の間の歩き方等、身体を使ったアクティビティから始めました。3歳未満がほとんどで大人中心の参加になりましたが、子どもの振舞いは親のお手本から!ということで皆さん真剣に参加されていました。

 

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身体を動かした後は、いよいよ茶の湯体験。お茶菓子も拘りの最中で本格的、大人にも子どもにも人気でした(こちらは築地本願寺の日本料理レストラン紫水で購入できます)親がお茶を点て、子どもが飲むという微笑ましい場面でしたが、にが〜いという声もチラホラ上がりました。お茶はもともと薬として服用されていたものでもありますので、健康には良いのかもしれませんが、お子様の舌には少し早かったかもしれません。何はともあれほとんどのお子様にとって初めての茶の湯体験を楽しまれたようです。

 

茶の湯の会(大人バージョン)

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午後は大人を中心に、”茶会に呼ばれた想定で” 茶の湯体験をしました。正客(しょうきゃく)、次客(じきゃく)、三客(さんきゃく)の席順を決め、茶室への入り方、扉の開け閉めの仕方、畳の歩き方、掛け軸を眺めての亭主(お点前をする人)との問答、お菓子の回し方、お茶の飲み方等、一連の流れを体験しました。

個人的な感想ですが、習うより慣れろとはまさにこのことで、単にお抹茶を味わうだけではない、場の楽しみ方を体験できた貴重な会でした。亭主との問答をする正客はまだまだハードルが高いですが、三客としてなら参加できそうな自信がつきました。

 

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経験者は半頭(はんとう、亭主の手伝い、補助をする人のこと。主に次客さんまでに菓子や茶を運ぶ)、お運びさんを担当しました。今回は客席側だった方も是非次回はもてなす側に挑戦してみてください。場の空気を読みながら、あうんの呼吸でお茶を運ぶ日本人のコミュニケーションの特徴でもある(?)空気を読み合う感覚を体験できます。お菓子とお茶を味わえないのが残念ですが(^^;

説法21世紀にも残したい心

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大人のお茶会の後は、南條氏にがっつり法話をお願いしました。自身の子どもの頃の体験、お母さんとの話から、親の心、仏様の心を語っていただきました。文章では書けませんが、仏様の愛は深いのですよね。興味がある方は是非直接法話に参加してください!

 

Active Learning体験 & 次回に向けてやりたいこと

最後は話をガラッと変えて、巷で騒がれている(!?)アクティブラーニングの話をとりあげました。中学生の理科の問題を使って”教師が回答を教えるのではなく、生徒同士で話し合って答えを導く体験”をしてもらいました。未来教育会議の”未来教育”というテーマに合うネタということで無理やり短時間で詰め込んだものでしたが、次回につながるやりたいことが得られました。

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未来教育を考える対話の会 + そこから飛び出したやりたいこと中心の体験の会
これからも両輪で続けていきます!

  • ライター

山田竜也

インディージャパン共同創設者。現在は、イノベーションを通した新規事業開発、組織開発、人材育成を支援している。
電気通信大学機械制御工学専攻修士 MIT Sloan Executive MOT 日本ファシリテーション協会所属 IAF認定 Certified Professional Facilitator 電通国際情報サービスを経て、iTiDコンサルティング創業メンバーとして参画。米国技術コンサル会社との様々なプロジェクトを通してものづくりに対する神髄を学ぶ。その後、技術が分かるファシリテーターとして製造業を中心に製品開発プロセスや組織変革のコンサルティングを手掛ける。コンサルティング現場での実践知を基に、思考力、コミュニケーション力、問題解決力、イノベーション人材をテーマとした研修プログラムを開発・提供している。

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